Google電子書籍参入へ

グーグルも電子書籍参入へ、2011年初めに国内でサービス開始
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E2EAE2E0E08DE2EAE2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2

Googleが本格的に日本でも電子書籍に参入してくるようだ。
このサービスは既存の「Googleブックス」を「Googleエディション」として拡張したのもである。ここで注意してもらいたいのはGoogleがスキャンしたものを売るのではなく、提携した会社がスキャンしたデータをGoogleに送ってそのデータをGoogleが代わりに売ってあげるという点である。つまり、Googleは日本の電子書籍のプラットフォームになろうとしているのだ。このサービスを日本の企業が実現できていないのは非常に残念である。電子書籍という新しい分野なのだからだいたいみんな横一線。ならば日本国内での販売であれば日本の企業にもチャンスはころがっているはず。それだけにこの機会を失ってほしくない。

このGoogleエディションは、本文の最大20%を試し読みすることができ、気に入ったら購入することができる。買う方としてみれば、本屋で立ち読みすることと比べれば疲れないし、時間も気にすることはないので非常に恩恵を受けることができる。また、Appleなどと違うのは書籍を読むのはWeb上であるという点。だから、Webにつなぐことができる製品を持っていればいつでも読むことができる。iPadを持っていなければ読めないなんてことはない。さらに、自分のパソコンにデータを取り込むわけではないため違法コピーも難しくなるのではないか?もちろん本文をCtrl+Pでコピーなんてことはできないようにしてあるので心配ない。音楽業界ではYoutubeのせいで違法コピーをされまくっているGoogleだが、ここはしっかりしてほしいと思う。現在はオフラインでもよめるように作業を進めているらしく、必ずしもネット接続環境にいなければ読めないということにもならないようなので安心だ。

今年はiPad発売により、電子書籍元年とも呼ばれている年。米国の企業がどんどん参入してくる中、日本の企業がどれだけ対抗できるかという点にも注目しなければならない。ぜひ頑張ってほしい!


前回も紹介しましたが電子書籍を知るならこの一冊。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
(2010/04/15)
佐々木 俊尚

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