Youtube黒字化へ

YouTube、ついに黒字化か
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/06/news058.html

今までYoutubeは赤字経営だったが、ついに黒字化するようだ。
私は今までYoutubeが赤字だったことも収益モデルも知らなかった。調べてみたところ、現在Youtubeは動画を再生した際にブラウザの右上や動画の下に現れる広告の広告収入で利益を上げているようだ。動画のようなデータ量の大きいものを扱うサービスは、事業者に負担がかかるためなかなか黒字化することは難しいのである。

最近ではニコニコ動画が黒字化したというニュースがあった。ニコニコ動画の場合はプレミアム会員という制度を作って月額課金することによって利益を上げたのである。ちなみにプレミアム会員になると、人気のあるニコニコ生放送の番組が会場から追い出されずに見れるといった特典など様々なサービスが受けられるようになる。

しかし、Youtubeは有料会員からの課金によって収益を上げているのではない。
みなさんもホームページにある画像付き広告やテキスト広告を何度も目にしたことがあるはずである。例えば、私のブログの場合は右上と左下にGoogleの広告が貼ってある。今この記事を見ているみなさんが右上か左下の広告をクリックしたとしよう。すると、Googleはその広告主からいくらかの金が入る。そして、それは私のもとにも分配されるのだ。
このシステムをGoogleはYoutubeにも取り入れていたのだが赤字だった。どうやって黒字化したのか？
それは違法アップロードを認めることにしたのである。今までは著作権の問題から違法アップロードされたテレビ番組や音楽PVは消されていた。だが、広告収入を動画の制作元にも配分することによって違法アップロードされた動画は削除されることが少なくなったのだ。これはGoogleと製作元のwin-win関係である。これにより、Googleは質の高い動画を提供することが出来るようになりPV(閲覧回数 page view)を増やすことに成功した。もちろん、PVが増えれば増えるほど広告をクリックされる回数は増えるであろう。

そういえば先日、メジャーリーグの全試合を試合終了後36時間以内にYoutubeにアップされることが決まった。メジャーリーグは民放でも放送されているが、放映料は年間約40億円らしい。Googleはメジャーリーグの動画によってそれ以上を稼ぎ出す自信があるのであろう。

広告収入は一般の人達には関係ないがGoogleなどのインターネット関連会社はそれでほとんどの収益を上げているのである。私たちにはただの１クリックだがGoogleにはされど１クリックなのである！

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